PHARMACIST

こころとからだに
調剤する

幅広い知識を持つ「薬」の専門家。それが私たち薬剤師という仕事です。薬剤師の仕事といえば、病院や薬局で医師の処方せんに従って、薬を出してくれる仕事を思い浮かべる人が多いでしょう。
薬剤師は、患者様の病気の予防・治療、健康の管理と多種多様な仕事で成り立っています。皆様の健康をトータルでコーディネートする薬のプロフェッショナルとして日々取り組んでいます。

薬剤師の仕事は、
あなたの健康を守ることです。

処方せん調剤とは、医師からの指示で疾患に合った薬を一人ひとりに提供することです。が、近年では糖尿病、高血圧などの生活習慣病等が多く起こっています。疾患と生活習慣の関連性が大きいため、薬の作用だけでなく自身の自然治癒力を高めて免疫作用を整える身体づくりを考えて処方を行っています。

私たち薬剤師は、セルフメディケーションという、自分の健康を自分で取り戻すという考え方を軸に、疾患に打ち勝つために日常の健康状態を見ながら、薬学だけでなく、病理学、栄養学、運動生理学の観点で専門的に患者様の健康を支えるために日々取り組んでいかなければいけません。
薬だけで病気を治すのでなく、身体の健康を取り戻せるように、私たちは健康のコーディネーターとしてサポートしていきたいと思います。

  • 医師の処方せんに従って薬を調合し、患者様一人ひとりに合わせた適切な薬の処方を行います。錠剤などが飲みにくい方のために、お薬の形状や用量を調整して、患者様に合わせて調剤します。
  • 薬の効能と飲み方や注意点を説明します。患者様とコミュニケーションを取り、お薬の疑問を聞き出して、わかりやすく伝えて正しく薬を服用できるようにサポートしていきます。
  • 患者様が服用した薬の服薬記録を照合して、薬の重複や併用による副作用を防いだり、アレルギーの有無を確認し適切な薬かどうかを判断します。
  • 疑義照会は医師の処方せんに疑問がある場合に、医師に問い合わせを行うことです。患者様のアレルギーなどの情報が漏れることで、不適切な処方せんで調合した薬剤を患者に与えてしまうなどの重大な問題が起こらないように、薬剤師が確認を行います。
  • 医療用医薬品は薬剤師しか販売できません。また一般用医薬品でも、第1類医薬品に分類される薬を販売するには薬剤師の資格が必要です。薬剤師は、分類される薬の中で適切に判断し、患者様に提供します。

THOUGHT

薬と暮らしを支える
かかりつけ薬剤師

患者様への
コミュニケーター

私たち薬剤師は、患者様と接する機会が多い職業です。病気やケガを直接治すことはできませんが、患者様の相談をお聞きすることで不安を解消し、病状改善を促すことができます。患者様との健康のコミュニケーターとして私たちは地域医療に貢献し、薬と暮らしを支えるかかりつけ薬剤師としてサポートしていきたいと思います。

医薬品の進歩や改善に貢献する
薬剤師の仕事

昨今では、高齢化社会が到来し、患者様の生活習慣の変化や医療の複雑化が課題となっています。私たち薬剤師は、患者様から得た情報を医師、医療機関にフィードバックし、現代医療への発展に貢献するため、日々調剤業務に取り組んでいます。

在宅調剤への積極的な取り組み
在宅薬剤師

在宅薬剤師は、訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)を実施している保険薬局でないと在宅調剤ができません。居宅、介護施設の患者様の健康を守るために、在宅医療に特化し、専門性を活かすことで、在宅支援チームの一員として保健・医療・福祉への貢献をしていきます。

患者様の健康を守る
薬局づくりを目指す

患者様の健康を守るために、私たちは症例勉強会や薬歴検討会などを局内で実施し、健康サポートサービスの向上に日々努めています。
店舗スタッフと情報共有を行い、専門知識を高め、患者様が安心して相談できる薬局づくりを目指しています。